Q. S・B形スリーブによる電線接続方法について

A. 規定のサイズの電線を挿入し、捻回にて接続を行います。接続部分の電線は良く磨いてください。

Q. ボルト形コネクタによる電線接続方法について

A. 張力のかからない高低圧架空配電線及び機器の分岐並びに端末電線の接続に使用します。通常、接続一部所につき2箇所使用します。
異径の電線を接続する際は電線サイズがほぼ同等になるように添え線を行うか、太い電線をボルト頭部、細い電線をナット側に接続し締め付けを行ってください 。

Q. C形コネクタ(Cコン)とT形コネクタ(Tコン)の違い

A. 当社の製造している電力規格のC形コネクタ(銅線用分岐コネクタ)とNTT規格のT形コネクタがあります。 C形コネクタは適用電線組合せが決まっており接続する電線は2本ですが、T形コネクタは接続する電線サイズの合計が品番(例:T-60)にある数字の範囲であれば複数の電線を接続することが出来ます。また圧縮に使用する工具・ダイスはそれぞれ専用のものがあり、コネクタの種類・サイズにあわせて選定してください。

Q. 直線スリーブとジャンパースリーブの違い

A. 張力の掛かる箇所(架空線上)では、直線スリーブを使用します。ケーブルラックや縁廻し部の接続など張力の掛からない箇所ではジャンパースリーブを使用します。

Q. 圧縮端子の接続方法

A. E寸法(電線挿入深さ)に10㎜程度プラスした長さの電線被覆を剥ぎ、電線を良く磨いた後、電線挿入口に奥まで挿入して摘要の六角ダイスにて電線方向に向かって全面圧縮を行ってください。圧縮の際は1/3程度ラップさせてください。

Q. 配電用と送電用の違い

A. 使用箇所が違います。配電用品は主に6,600V以下の配電線で使用する接続材料で、送電用品は主に66,000V以上の送電線や変電所・発電所などで使用される接続材料です。

Q. 銅管端子の各電力規格とJCAA規格の違い

A. 各電力規格の銅管端子は変圧器2次側や開閉器の接続に使用し、使用電線のほとんどが円撚り線です。それに対してJCAA(日本電力ケーブル接続技術協会)規格の銅管端子は主にケーブルの終端に接続し、円撚り線でも円圧線でも使用できます。

Q. 圧縮端子・銅管端子・圧着端子の違い

A. 圧着端子・圧縮端子・銅管端子は様々な団体の規格になっております。
代表的なものとしてはJIS(日本工業規格)では圧着端子・圧縮端子があり、JCAA(日本電力ケーブル接続技術協会)では圧縮端子・銅管端子があります。また、各電力では銅管端子の規格があります。
圧着端子・銅管端子・圧縮端子はいずれも各々専用の工具で圧縮(圧着)を行い、電線と接続を行います。各端子で圧縮(圧着)後の形状が異なります。圧着端子は凹凸のダイスで、銅管端子は主に条押しダイスで(JCAA規格など一部は六角ダイスを使用)、圧縮端子は六角ダイスを使用して電線との接続を行います。

Q. 圧縮端子のJIS規格について

A. 圧縮端子(JIS C 2804)のJIS規格は自己適合宣言品目であり、指定認定品目に該当しておりません。

Q. アース棒の施工方法についての説明(2500Lの場合など)

A. 規定深度の掘削穴を掘り、アース棒をハンマーなどの機材を使用し打ち込みを行ってください。打ち込みが終了の後、リード線と接地線を接続してください。

Q. DSアースパイプシステムとはどのようなものですか?

A. DSアースパイプシステムは先端に先端部が鋭利なブレイクアローを取り付けることによって深打ちが可能で、打ち込みと同時に先端から低減剤が流出する構造になっております。従いまして、接地極全体に低減剤が行き渡り、優れた接地低減効果が得られます。

Q. DSアースパイプシステムの施工手順

A. 規定の深度まで掘削穴を掘っていただき、スラストパイプ先端にブレイクアローを取り付けご使用の工具に合わせた打設棒・打設アダプタを工具に取り付けてください。工具にて打ち込みを行いますが、打ち込み前に必ずピージェル(低減剤)をスラストパイプの上部から流し込んでください。1本目を打ち終わりましたら接地抵抗を計測いただき、規定の抵抗値を得られない場合は、スラストパイプを2本目3本目と継ぎ足し都度、同様にピージェルを上部より流し込んで打ち込みを行ってください。規定の抵抗値を得られるか、打ち込み不能になりましたらピン端子を上部に取り付け接地線と接続してください。
詳しくは施工手順書をご確認いただくか、弊社までご連絡ください。DSアースパイプシステム施工手順

Q. プリカチューブ・フレキシブルチューブ・マシンフレキの違い

A. プリカチューブ・フレキシブルチューブ・マシンフレキのいずれも配線を行う際にケーブルを保護するために使用します。プリカチューブはJIS(日本工業規格)に適合しており、弊社のフレキシブルチューブはMAS(日本工作機械工業会)に適合しております。マシンフレキは工作機械の電線保護に使用されるケーブル保護管の総称で、様々な種類のものがあり、弊社の製品ではバーディフレキが該当いたします。

Q. 防爆と安全増の違い

A. 工場電気設備防爆指針に規定されています。防爆構造に違いがあり、危険場所の種別によって耐圧防爆構造・安全増防爆構造を選定してください。